美夜湯の香り(アロマ)にはどんな効果が期待できる?香りとリラックスの科学
美夜湯は、ベルガモット・グレープフルーツ(トップ)、クラリセージ・ペッパー(ミドル)、シダーウッド・アンバー(ベース)と香りが変化するように設計されています。「良い香りの入浴剤は気持ちいい」というのは多くの人が感じることですが、香りとリラックスの関係は実際どこまで研究されているのでしょうか。今回は香りの科学を分かっている範囲で整理します。
香りとリラックスの科学的背景
嗅覚は、視覚や聴覚などの他の感覚と異なり、脳の中で感情や記憶に関わる大脳辺縁系に比較的直接働きかける経路を持つとされています。そのため香りは、理屈で考えるより先に気分や自律神経の状態に影響しやすい感覚だと言われています。ここからは、具体的にどの香りでどのような研究結果が出ているのかを見ていきます。

ベルガモットの香りに関する研究
美夜湯のトップノートにも使われているベルガモットについては、2015年に発表された研究があります。健康な女性41名を対象に「安静のみ」「水蒸気のみ」「水蒸気+ベルガモット精油」の3条件をそれぞれ15分間経験してもらい、唾液中のコルチゾール(ストレスホルモンの一つ)と心拍変動(自律神経のバランスを示す指標)を比較しました。その結果、ベルガモット条件では安静のみの条件と比べて唾液コルチゾールが有意に低く(p=0.003)、香り曝露後の安静時間においては副交感神経活動を示すHF値が水蒸気のみの条件と比べて有意に増加していました(p=0.026)。気分に関しても、ネガティブな感情や疲労感のスコアが改善したと報告されています。ただしこの研究は健康な女性のみを対象とした小規模なものであり、誰にでも同じ効果が当てはまると断定できるものではありません。
他の香りに関する知見(参考)
香りとリラックスに関する研究は、ラベンダーなどでも行われています。文献レビューによると、ラベンダーの香りには副交感神経を優位にする作用や、脳波におけるα波(リラックス時に増えるとされる波形)の増加、鎮静・抗不安作用が報告されています。ただし著者ら自身が「作用機序(なぜそうなるのか)はまだはっきりしていない」と明記しており、脳血流に関する報告は脳の部位によって結果が異なるなど、研究として発展途上の分野であることが分かります。美夜湯の香りはラベンダーそのものではありませんが、香りが自律神経やストレスホルモンに影響しうるという方向性を示す参考知見として捉えていただければと思います。

美夜湯の香りデザイン
美夜湯は、入浴の時間の中で香りが変化していくように設計されています。入浴直後に感じるベルガモット・グレープフルーツの爽やかなトップノート、お湯に浸かっている間に感じるクラリセージ・ペッパーのミドルノート、湯上がり後も肌にほのかに残るシダーウッド・アンバーのベースノート。医学的な効能を断定するものではなく、あくまで一日の終わりのバスタイムを心地よく演出するための香り設計としてお楽しみいただくものです。
使い方のポイント
浴槽(38〜40℃・約200L)に付属スプーン1杯(約25g)を入れ、よくかき混ぜてからご入浴ください。香りをしっかり感じたい場合は、換気扇を止めて浴室内に香りがこもりやすい状態にするのもおすすめです。敏感肌の方や妊娠中・授乳中の方、香りに敏感な方、皮膚疾患の治療中の方は、使用前に成分表をご確認いただくか、医師にご相談ください。
まとめ
香りとリラックスの関係については、ベルガモットやラベンダーなど一部の香りで、コルチゾールや自律神経活動への影響を示す研究が報告されています。ただしいずれも小規模な研究であり、メカニズムの解明も途上です。美夜湯は、そうした知見を踏まえつつも効果を断定的にうたうのではなく、香りの変化そのものを楽しんでいただく入浴剤として設計されています。毎日のバスタイムに、ゆったりと香りの変化を感じていただければと思います。