美夜湯に含まれる「ケイ素(シリカ)」とは?美肌・美髪との関係を分かっている範囲で解説
美容ドリンクやコスメの成分表でよく見かける「ケイ素(シリカ)」。美夜湯にも配合されている成分ですが、実際のところ美肌・美髪にどこまで効果があるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。今回はケイ素に関する研究や公的機関の注意喚起を整理しながら、美夜湯における役割を分かっている範囲で正直にお伝えします。
ケイ素(シリカ)とは
ケイ素は皮膚・髪・爪・骨などの結合組織に存在する微量ミネラルの一つで、加齢とともに体内量が減少していく傾向があるとされています。そのため「不足分を補うことで美容や健康に良いのでは」という発想から、シリカ配合の飲料やサプリメント、コスメが数多く販売されています。

経口摂取(飲む)に関する研究で分かっていること
ケイ素の美容効果については、主に「経口摂取(飲む・食べる)」の形で臨床研究が行われてきました。代表的なものを2つご紹介します。
2005年に発表された研究では、光老化(紫外線による肌老化)の症状がある女性50名を対象に、コリン安定化オルトケイ酸を1日10mg、20週間にわたって摂取してもらい、プラセボ群と比較しました。その結果、肌表面の状態や肌の力学的な特性(弾力など)、爪のもろさについては改善が見られた一方、シワや紫外線シミについては有意な改善が確認されませんでした。
その後2018年に発表された二重盲検・プラセボ対照の研究では、40〜60歳の女性51名を3グループに分け、1日10mg相当のケイ素を150日間(約5ヶ月)摂取してもらったところ、シワや紫外線シミの有意な改善、髪に含まれるアルミニウム量の減少、肌のきめや睫毛の状態の改善などが報告されました。ただし著者ら自身が「サンプル数が少なく、追跡期間も短い」ことを研究の限界として挙げており、より大規模で長期間の研究が今後必要だとしています。
国民生活センターからの注意喚起
一方で、日本の国民生活センターは2022年、ケイ素をうたった飲料や健康食品について調査結果を公表しています。その中では、医薬品的な効能があるかのような表示が見られる商品や、表示された含有量と実際の含有量に大きな差がある商品が複数確認されたと指摘されています。さらに「ケイ素の摂取量は、通常の食事等からの摂取で不足することはないと考えられており、多く摂取することの有効性については明確な情報は見当たらない」とも述べられており、購入前によく検討するよう呼びかけています。

「飲む」と「浸かる(入浴)」の違いに注意
ここで大切な注意点があります。これまでご紹介した研究は、いずれも「口から摂取する」タイプのケイ素サプリメントに関するものです。美夜湯のように「お湯に溶かして入浴する」使い方について、同様の臨床試験が行われているわけではありません。皮膚からの吸収経路は消化管からの吸収とは仕組みが異なるため、経口摂取の研究結果をそのまま入浴時の効果として当てはめることはできません。このあたりを曖昧にせず、はっきりお伝えしておきたいポイントです。
美夜湯におけるケイ素の役割
美夜湯に配合されている「マリンシリカハイドライドパウダー」は、海洋深層水由来のミネラルであるケイ素(シリカ)に加工を施したものです。前回の記事でもお伝えした通り、この成分の最も明確な役割は、お湯に溶かすことで水素を発生させる「水素の運び手」としての機能にあります。入浴中に湯ざわりが変化すると感じる方もいますが、これはあくまで使用感としての体感であり、経口摂取の研究で報告されているような肌・髪への効果を、入浴によって同様に得られると断定するものではありません。
美夜湯を使う際に大切にしたいこと
美夜湯は、水素やケイ素そのものの効果を過大に約束する入浴剤ではなく、香りや使用感にこだわった「日々の入浴時間を心地よくするための選択肢」として位置づけてご紹介しています。浴槽(38〜40℃・約200L)に付属スプーン1杯(約25g)を入れ、よくかき混ぜてから10〜20分程度を目安にご入浴ください。敏感肌の方や妊娠中・授乳中の方、皮膚疾患の治療中の方、体調がすぐれない時は、使用前に成分表をご確認いただくか、医師にご相談ください。
まとめ
ケイ素の経口摂取については、小規模ながら肌や爪への良い変化を示す研究が報告されています。一方で、国内の公的機関からは効果を誇張した表示への注意喚起もなされており、「摂取量が不足しがちで、補うことに明確な効果がある」とまでは言い切れないのが実情です。さらに、これらの研究はあくまで「飲む」ケイ素についてのものであり、「入浴で浸かる」美夜湯の効果として直接当てはめることはできません。美夜湯は、そうした前提を踏まえたうえで、香りと使用感を大切にした毎日の入浴習慣のパートナーとしてお使いいただければと思います。